「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断
- 2008/4/17
- 裁判
自衛隊イラク派遣の差し止めや派遣の違憲確認などを求めて全国の市民3千人以上が提訴した集団訴訟の控訴審判決が17日に名古屋高裁でありました。裁判所は原告の請求を退けた一審・名古屋地裁判決を支持し、一審通り、控訴は棄却しましたが、「現在の航空自衛隊のイラクでの活動は日本国憲法9条1項に違反している」との判断を示しました。
名古屋地裁は06年4月、原告の主張である自衛隊派遣差し止め要求を却下、慰謝料請求を棄却、憲法判断を避ける判決を言い渡していました。
原告の請求は退けられたものの、「違憲」との判断を示しています。いったいこの裁判に誰が勝利したのか分かりません。原告側は一審判決を不服として控訴してはずなのに、同じ判決が高裁で出た途端に喜んだりしています。同じ判決なのだから、今回も不服であるのが普通のような気がしますがねー。