生活保護 介護タクシー詐欺事件で懲役13年の判決
- 2008/6/26
- 裁判
北海道滝川市を舞台にして起きた、生活保護での通院費として介護タクシー代約2億円を詐取していたとして逮捕・起訴されていた元暴力団員の被告に対して懲役13年の判決が出ました。共犯の妻に対しても懲役8年の判決です。被告人夫婦は覚せい剤取締法違反(使用)の罪にも問われ、罪を併合し量刑が判断されています。
単純に今回の被害額を二人の合計刑期で割ると年あたり約1,000万円です。結構高額です。2億円なんて到底弁済できないと思いますが、刑務所に入ってそれが年額約1,000万円というのは納得いきません。
一方、支出を続けた滝川市の責任も重いと思います。生活保護の費用の4分の3は国費で賄われています。単なる滝川市の事件にとどまらず、他の地域の人々も怒っていい事件です。