gigabeat
- 2008/8/12
- デジモノ
東芝のメディアプレーヤーに「gigabeat」という商品がある。大きく分けると、音楽専用とプラス画面付きの2つに分けられる。前者はiPodの対抗機であろう。私が取り上げたいのは後者である。商品シリーズとしてはVシリーズと呼ばれている。
大きさは文庫本を一回り小さくしたくらいで、これに大きいもので4インチの液晶画面が付いている。それに、ワンセグとHDD(HDDなしモデルもある)の組み合わせだ。ワンセグを見るにしても、携帯電話のそれよりも若干大きな画面で見ることができる。しかも、番組をタイマー予約することができる。言うならば、小さいものの、液晶テレビとHDDレコーダーである。
ただこれだけではHDDの容量はスカスカである。そこでDVDのコンテンツを変換してHDDに保存する。このやり方はメーカーが推奨している使い方ではないようで、独自に情報を収集しなければならないが、それほど難しいものではない。私はこれで、HDDに森繁久彌の社長シリーズ全33作品を入れている。
私はこのgigabeatを半年ほど前に買って使用してきたが、先日この後継機種を買ってパワーアップした。画面がワイド画面で大きくなった。ワンセグや映画となると、やはりワイド画面の方がふさわしい。これを通勤に携帯し、通勤途中に「ちりとてちん」を録画したものやDVDからデータコンバートした映画を見ている。
それにしても不思議なことに、このgigabeat、世間的にあまり注目されていない。モノ系の雑誌でも見掛けないし、量販店や秋葉原の店頭でもあまり良い位置に並べられていない。商品が良い割には、営業がちょっとまずいのでは、と他人事ながら思っている。がんばれ、gigabeat。私の中では大ヒット。
<初出:秀コラム 第1418話>