20世紀少年

 映画「20世紀少年」を公開初日に見てきた。面白い。全3章で構成されているため、先が気になって仕方がない。原作は漫画であるが、私は基本的に大人になってから漫画は読まないので、この映画の原作ストーリーは知らない。けど、あまりにも先が気になったので、インターネットで検索してみたら、ウィキペディアに結構詳しい説明が掲載されていた。しかし、まだ登場していない人物が重要な役だったりして、この文字だけの情報では、まだ良く理解できていない。
 さて、良くできている作品である点は置いておいて、今回は映画の中で気になった点について書きたい。それはキャスティングである。登場人物が結構多い。それぞれを名のある人がやっているからまだ良いが、仮にこれが初めて見る役者だったり、洋画だったら、私は登場人物の顔と名前(役名)が一致せず、途中で人物を取り違えるなどして、正しくストーリーを追えなくなっていただろう。少年期と大人になってからの顔を正しく結びつける自信もない。まあ、とりあえず今回は大丈夫だった。但し、今回はちょっとしか登場していない人物が、これから先の2部、3部でストーリーの軸に関わってくるとなると、また最初から映画を見直す必要が出てくるかもしれない。
 続いてのキャスティングについて気になった点は、登場人物の年齢設定である。彼らは全員小学校の同級生ということで、映画の中でも同窓会シーンが出てくる。意識して人選を行ってはいるだろうが、同級生とするには無理な人物がいる。ストーリー的には40歳前ということになっており、多くは43歳ぐらいの役者を揃えているが、常盤貴子は36歳である。一方、同窓会に参加した同学年であるはずの役者の最年長は小日向文世の54歳である。この年齢差はどう考えても変だろう。小日向文世は次回以降、重要な役どころらしい。
 全体が3部構成の作品であるため、話はちょうど面白いところで終わる。ドラマなら1週間の我慢で良いが、この映画シリーズは次回作品まで5ヶ月待たされる。そして最終作までにはまたしばらく待たされることだろう。私にとっては、面白い一方で、先が気になって、何か満たされない悶々とした感じの残る映画だった。けど、オススメ。
<初出:秀コラム 第1565話>

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