スペシャル番組という騙し
- 2010/10/14
- テレビ
今月はテレビ番組の改編期とあって、ここ数週間は特別番組編成ですね。特に長時間のスペシャル番組がやたら目に付きます。しかもバラエティ番組。
これって、制作費がないことを表しています。
通常1時間番組と言っても、実際にはその数倍の収録時間を掛けて録画するわけで、それを編集して1時間番組、例えば45分におさめるだけです。
例えばこれを2時間番組にしたいのならば、通常捨てるはずの部分も残して編集すれば、2時間番組も簡単に出来るわけです。
実際には多少長めに録画するのでしょうが、これが2倍になるとは思えません。ましてや出演者のギャラが2倍になることなんて有り得ません。それでいてセットなどの大道具は1時間番組だろうと2時間番組だろううと同じです。弁当代も同じです。
スペシャル番組ということで、見る人にお得感を与えているように見えますが、実のところ、制作費が抑えられて、お得感を感じているのは制作サイドという事になります。
ある種、視聴者を馬鹿にしているわけです。